那覇市小禄にある『旧海軍司令部壕』は、太平洋戦争中に日本で唯一地上戦が行われた沖縄戦の日本海軍沖縄方面根拠地隊司令部があった所で、その一部が現在公開されています。約4,000名の兵士が戦い、傷つき、そして最後を遂げた壕内は、司令官室、医療室、下仕官質、作戦室など当時のまま残されており、戦争の恐ろしさ知り、平和の尊さ認識する場所となっています。また、併設されているビジターホール(資料館)では、壕内で発見された遺品や写真などを展示しています。
展望台からの眺望
旧海軍司令部壕の駐車場に到着すると、まず目に留まるのはこの眺望!那覇市内を360度見渡せる展望台からの景色は圧巻です。天気がいいときは夕日を見ることもできます。
司令部壕がこの場所に建設された理由は、やはりこの眺望で、近くに小禄飛行場があることや見晴らしがいいので戦闘時に肉眼でも敵か味方か判断しやすいようにとのことです。
【慰霊之塔】
旧海軍司令部壕事業所より
昭和33年、沖縄海友会ならびに海軍戦没者慰霊之塔建立発起人会によって建立。平成20年10月に社団法人沖縄海友会(現一般社団法人沖縄海友会)により外観の補修工事が行われました。慰霊塔前広場からは、首里城や南部市街が見渡せます。
壕内
まずは券売場にて参観料金を支払います。大人は450円、子どもは230円です。
※2021年3月1日までは、県民割で半額となります。
壕入口では沢山の千羽鶴が奉納されています。
壕に入るまでの長い階段を下っていきます。海抜74mあるようです。
階段を下りきったところに壕内の見取り図と順路がありますのでこちらを確認。
壕の長さは約300mもあり思った以上に広いですし、複雑です。
周っているうちに迷子になってしまいましたが、ようやく出口を発見。
壕を出ると丘の中腹ほどの場所にきており、目の前には売店が現れました。
入口方面に駐車した車へは、また丘の上まで歩いていきます。
海軍壕公園ビジターセンター・資料館
ビジターセンターと資料館には、壕内で発見された戦争当時の遺品や戦争関連資料が展示されています。
まとめ
旧海軍司令部壕は悲惨な戦争をなくし、恒久平和を祈念する戦争の跡地とせいて昭和45年に修復・公開されました。また、この一帯は公園として県民の憩いの場所にもなっています。今一度平和の尊さを認識するため訪れてみてはいかがでしょうか?
沖縄県豊見城市字豊見城236番地
(旧海軍司令部壕事業所)
【10月~6月】8:30~17:00
小人(中学生):230円
未就学児:無料
※団体割引あり