【石垣島】琉球王国時代の邸宅《宮良殿内》

琉球王朝時代の士族屋敷の建築物として県内でも有数の、国の重要文化財に指定されている『宮良殿内(みやらどぅんち)』。石垣でも有数の観光スポットして人気で、石垣んちゅの誇りでもあるこの邸宅の魅力に迫ります!

■宮良殿内ってどんなところ?

宮良殿内(みやらどぅんち)は、沖縄県石垣市にある19世紀の琉球王国時代の頭職の邸宅です。沖縄らしい赤瓦の屋根と、京都風の庭園が印象的です。
建物は国の重要文化財に指定されていて、庭園に関しては国の名勝に指定されています。

■アクセス・料金等

730交差点から徒歩で約15分、南ぬ島石垣空港から車で約25分ほどの住宅街にあります。

宮良殿内の観覧料金は、一般200円、学生100円となっています。
受付に人がいない場合は料金を料金箱へお金を入れてください。

■琉球王朝時代の建築技に魅了される建物

入口
外観
赤瓦の屋根

1819年(文政2年)に八重山諸島の頭職(間切りを統括する行政官)であった「宮良親雲上当演(みやらベーチンとうえん)」が琉球士族屋敷を模して建築したものです。
しかし、琉球王府に身分不相応として取り壊すことを命じられがそれに従いませんでした。その後、廃藩置県後に現在の瓦屋根に替えられ現在の姿となりました。

■国指定の名勝

こちらの庭園は、「日本国指定の名勝」になっており、沖縄本島の名勝庭園と同じ琉球石灰岩による石組みが特徴的で、枯山水庭園があります。
首里の庭師、城間親雲上(ぐすくまぺーちん)が造ったとされています。

■まとめ

住宅街に佇む国指定の重要文化財『宮良殿内』は、琉球王朝時代の歴史の建築様式を見て・感じて・体験できる貴重な場所でした。現在でもご子孫がこの屋敷に住んでいるのでご迷惑をかけないように見て廻りましょう!

基本情報
【施設名】宮良殿内(みやらどぅんち)・宮良殿内庭園
【住 所】〒907-0022  沖縄県石垣市大川178
【電話番号】0980-83-0355(石垣市教育委員会)
【開館時間】9:00~17:00
【休館日】毎週火曜日・年末年始
【観覧料】大人200円、生徒(小・中・高)150円
【駐車場】無し