【丸三(まるみつ)冷し物店】受け継がれた沖縄ぜんざいと昭和の雰囲気が残るレトロなお店

糸満市にある『丸三冷やし物店』は、創業が1960年と60年も営業している老舗の沖縄ぜんざい屋さん。糸満市民だけではなくウチナーンチュ(沖縄県民)に愛され続けている沖縄ぜんざいのお店を紹介するさ~!

●本当の読み方は丸三(まるさん)?

まるみつの創業者 金城ご夫婦の写真
年表(いろいろな歴史があり今に至る)

丸三冷し物店の創業は1960年(昭和35年)で、創業者である金城さん夫婦が糸満市から石垣市に移住後、始めたぜんざい屋を開店したことがはじまりのようですよ。
1968年(昭和43年)に石垣から沖縄本島(宜野湾市)へ戻りぜんざい屋を開店。普天間高校や中学校が近くにあり、地元の学生が「丸三」を「まるみつ」と呼ぶようになり、そこから県民に「まるみつぜんざい」という店名で広がっていったそうです。
1975年(昭和50年)に地元の糸満市に移転し、1978年(昭和53年)に現在の場所にお店を建設し今に至ります。創業者の金城夫婦は引退され、現在は別のオーナーが変わらぬ味を受け継いでいます!

●昭和の時代へタイムスリップ

外観や店内は昭和感が溢れていて懐かしい雰囲気が漂っているね~。
一昔前のアメリカ文化と日本文化がチャンプルー(ミックス)されている沖縄らしい店内は、時が止まったかのよう。タイムスリップしたかのような感覚になるさー!
カラフルなテーブルやイス、黒電話にレコードなど店内中にインテリアとして置かれているよ。また、オールディーズの音楽も流れていて雰囲気を盛り上げてくれます。

●食べるのがもったいない!かわいい『白くまぜんざい』

看板賞品の「まるみつくん 500円」はとりあえずかわいいねー。見た目だけじゃなく量もすごいよ!

食べるのがもったいないと言っていられないのでさっそく実食!
昔ながらのかき氷なのでシャリシャリとした硬い氷をイメージしていたんだけど、結構フワフワ食感さー!量が多いかなーと思っていたけど一人でペロっと食べきれる!そして、練乳は氷の中にもかかっていて、ずっと飽きない味が続くのは嬉しいねー!

ようやくぜんざいが見えてきた!白玉もちも入っている。甘さ控えめに感じたぜんざいは、練乳氷との相性はバツグン!ぜんざいの仕込みに8時間費やしているという情報もあるくらいまーさん(おいしい)な一品さー!

●思いのたけをつづろう

丸三冷し物店には、まるみつノートがあり、お客さんが誰でも何でも書き込めるノートになっているわけさー。
ぜんざいの感想や料理の感想、友達同士の何気ないやりとり、絵を書く人、様々です。何を書いてもいいらしいのでぜひ旅の思い出に足跡を残してみてはどうでしょう?

店内に入ってびっくりすることは、壁の落書きが多いこと!
実は壁にも落書きしてOKらしいよー!ノートじゃ書き足りない方は壁に書いちゃえ!

●まとめ

いかがでしたか?半世紀以上もウチナーンチュ(沖縄県民)に愛され続けているまるみつの沖縄ぜんざい「しろくまくん」。ぜんざいだけではなく、色々な種類のかき氷や沖縄料理などの食事メニューも豊富にあるので、そちらも是非食べてみてねー!

【店舗名】丸三冷し物店(まるみつひやしものてん)
【住 所】〒901-0361 沖縄県糸満市字糸満967-29
【電話番号】098-995-0305
【営業時間】11:00~17:00(L.O. 16:30)
【定休日】火曜日
【駐車場】無料駐車場有
【その他】支払いは現金のみ、Wi-Fiなし